手術・治療のご案内TREATMENT
椎間板摘出術について
椎間板摘出術とは
腰椎椎間板ヘルニアの手術療法
保存療法が効かなかったり、麻痺が強い場合、また、日常生活に支障があって本人が希望する場合などにおこないます。
椎間板摘出術の種類と特徴
椎間板摘出術には、内視鏡を使用しておこなう手術(MED法)と、内視鏡は使用しないで直接の視野でおこなう手術(LOVE法)があります。それぞれの特徴は下記の通りです。
LOVE法
- 腰椎椎間板ヘルニアの一般的な手術療法で、日本で最も多くおこなわれている
- 全身、または下半身麻酔でおこなう
- 背中側から5~6cmほど切開しておこなう
- 手術時間は1時間程度
- 入院期間は1週間程度
MED法
- 内視鏡を使って手術をおこなう
- 全身、または下半身麻酔でおこなう
- LOVE法に比べて傷口が小さく身体へのダメージが少ない
- 入院期間は1週間程度
合併症とリスクについて
手術前に主治医から、合併症について十分にご説明させていただきますが、脊椎手術のため、稀に以下のような合併症やリスクが発生します。
- 感染症(患部の腫れ、痛み、発熱といった症状)
- 血栓症(血管内に血の塊ができる)
- 脊髄液漏出
- 脊椎変形、不安定性
- 神経根の損傷、排尿・排便障害
術後について
患者さまの状態によって異なりますが、術後は1ヶ月ほど、コルセットを装着します。
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