手術・治療のご案内TREATMENT
人工足関節置換術(TAA)について
人工足関節置換術とは
人工足関節置換術は、英語で 「Total Ankle Arthroplasty」と表記されることから、略して「TAA」と呼ばれます。
外傷後や、高度の肥満による変形性足関節症や、関節リウマチなどによって、変形した足関節の骨を取り除き、金属やセラミック、ポリエチレンなどで製作された人工足関節に付け替える手術療法のことです。
痛みの緩和や関節動作の改善が期待できます。
手術について
手術は、感染を予防するため、熟練した執刀医が短時間で確実におこなうので安心です。
距骨側には金属製の距骨コンポーネントを設置して、脛骨側には金属製の脛骨コンポーネントと樹脂製の脛骨ポリエチレンプレートを設置して、骨セメントを用いて固定します。
状態によっては、ギプスで固定することがあります。
手術時間は通常2時間程度です。
合併症について
手術前に主治医から、合併症について十分にご説明させていただきますが、稀に以下のような合併症が発生します。
- 感染症(患部の腫れ、痛み、発熱といった症状)
- 人工関節のゆるんだり、破損(術後の身体活動で)
術後について
入院
入院期間は約1週間程度で、術後2〜3日で運動療法を開始します。
退院後
退院後は、定期的に経過観察をおこない、状態を確認します。
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